Sono

A Flower Is Not A Flower

Posted by riii+kka on   4 


雨が続いている・・・
と打ち込もうとしたら、

甘えが続いている・・・
となってしまった。

パソコンって、ほんと容赦無い・・・と、ぼんやり考えていたら薔薇が咲いていた。

20190712.jpg

The Mill on the Floss ザ・ミル・オン・ザ・フロス
S(シュラブ)/返り咲き/中香/ディープカップ咲き
作出/2018年/イギリス/David Austin Roses
交配/不明

イングリッシュローズの ザ・ミル・オン・ザ・フロス
2018年発表、ER初の覆輪の薔薇。
まあ想定内なのだけれど、ピコが薄い。ヘレボーにもよくみられる現象のように、
品種の固定化が、やや甘いのだろうか。

覆輪の薔薇というと、プリンセス・ドゥ・モナコ、メヌエット、ニコルなどがあるが、
ミルオンザフロスのような糸ピコは、鈴木省三氏作出の‘魅惑’くらいしか思い浮かばない。
その魅惑も、実際はグラデーションのようなぼかしになってしまう。
薔薇でここまでの糸ピコは、わたしは知らない。
(ご存知の方がおりましたら、そっと教えて下さい)

香りは中程度のフルーツ香とあるけれど、余り感じなかった。
ほんのりと(何か匂うな(香るとは違う))と思うが、それが何なのか未だ良く分からない。
嫌な香りではないとはおもうけれど、フルーツ香と言う訳でもない。
晴れた日に確認した時のほうが、まだ良い香りがした。
最近、雨ばかりだからね。

花径、これは思っていたよりも大きかった。
小さい小さいと聞いていたから、余計にそう思うのかもしれない。
ヘリテージのふた周り小さめ、といった印象。

20190709-2.jpg 
花弁は、やや大きめの外弁がカップ&ソーサーになり(ならないものもある)
先が小さく尖った「宝珠弁」から舟弁(花びらが内側に向かって丸まる)、ボタンアイと続く。
同じ尖りでも剣弁とは違う宝珠弁の名付け親は、new roses 編集長の玉置一裕氏(になるのかな?)

宝珠弁を持つバラは、河本バラのガブリエル、ロサオリエンティスのシェエラザード、
それを交配親に持つライラ、コルデスのノヴァーリスなど。
ERだとグレイス、ジュビリー・セレブレーションがパッと思い浮かぶ。
ロサオリのキルケや河本バラのガブリエルなどは正確に言うと「宝珠弁を持つ波状弁」になる。

オールドのバロンジロードランなどは、一見、尖った宝珠弁に思えるけれど、
花弁の先は逆に欠けている。でも外弁はどう見ても宝珠弁だよね・・・。
小さな尖りを探す旅に出掛けると、暫く戻って来れそうも無いのでこの辺で。

宝珠弁は、今の時代を象徴する人気のかたちのひとつだけれど、
個人的にはディープカップ咲きで丸弁のバラが好きなので、余り意識してはいない。
ミルオンザフロスも、カップ咲きの印象が強いからか、よく観察しないと分からなかった。

20190709-3.jpg 
開花3日後辺り、一番ピコが綺麗に出てきた。

20190709.jpg 
次第に淡い色へ

20190712-2.jpg 
開花から6日後。

淡いピンク色から、かなり淡いライラックが乗る淡いピンク色へと変化する。
花形はほとんど崩れないし、ボタンアイが開きすぎることも無い。
見苦しくなる前に、いっそ消えてしまえとばかりに、はらはらと散ってゆく。
儚くも潔い、デヴィッド・オースチンならではの、終焉の美学。


この苗は、実家近くの園芸店で先日入手した。
実は、他の品種を購入しようとしていたのに在庫が無くて、ふと目に付いたのがこの薔薇だったのだ。
店員さんに聞いたところ、何とこれは三年生苗で15ℓ のスリット鉢に今春植え替えたとのこと。
(冷静に考えると、昨年末に大苗で販売された苗が売れ残っていて、その後に鉢増しした苗なのだろうが)
恐る恐る値段を確認したら、バラの家の通常の二年生大苗と同価格。しかも送料は掛からないし!
という訳で、あっさり堕ちました。

風通し、日当たりをよく考えられた場所にあり、葉もふさふさで元気の良い苗。
売り手の愛情が伝わり、手入れも行き届いて、しかも良心的なお店。
いつの間にか先代から引き継いだと思われる、いつも控えめな若い店主が、
「・・・これ、僕も好きなんです」と、
少しはにかんだ笑顔で、レジから手渡してくれた。
聞けば幼少からER贔屓なのだそう。幼少って!なんだかカッコいい。
やっぱりERは男性に好かれる薔薇だな・・・と改めて実感したのでした。


樹形は直立ほどではないけれど、横張りでもない。
「優しくアーチを描く枝葉の上に(花が)エレガントに収まり優雅にうなずくような花を咲かせる」
とあるので、多分伸びた枝の先に開花するタイプ。
家庭用のアーチに沿わせるとしたら、段差剪定が良いのだろうか。ステムも長過ぎる印象は無い。
一応、夏に伸びる枝の様子を見てから、アーチに向くかどうかを判断したいと思う。
(現在、アーチ向きの薔薇で悩み中)
ミルオンザフロスが、アーチに溢れるように咲いたら、きっと夢みたいだろうな。。。

20190709-4.jpg 
よく見ると、うっすらと覆輪が分かる。画像の右上辺り、
「スライス状にした桃を上に乗せたピーチパイ」を連想させる花弁の連なり。

そう、この薔薇に対するわたしの印象は、小振りの白桃。
桃は、わたしの三大フルーツのひとつ。嫌いになれる訳なんて、無い。
桃といえば中国で、白居易の「花非花」が思い浮かぶ。

花非花 (花は花に非ず)
花のように愛おしく美しいけれど (植物の) 花ではない

訳ありの恋人に捧げる詩なのだけれど、ミルオンザフロスも花ではないような美しさがある。
それは、この薔薇がまるで、桃のように美しい東洋のひと に見えるからなのでしょうか。
そうなのでしょうか。



お越しいただきまして、ありがとうございました。
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4 Comments

mimiha says...""
何て上品で可愛いバラなのでしょう。私もこんな糸ピコの薔薇
ホッ欲しい・・・・ ダメダメッ(と制止する、もう一人の私が^^
花の大きさは、中輪と思っても良いのかしらね。
今春、メイアンの「アミ・ロマンティカ」を植えたのですが、
どこか共通する雰囲気がありました。
アミちゃんも中輪です。そそ、パシュミナの雰囲気とも似てませんか?

ご実家近くの園芸店さん。何だか長いお付き合いができそうなお店ですね^^
お店によって管理の方法も違うので、後々の生育にも影響があると思って
います。
2019.07.17 01:00 | URL | #- [edit]
riii+kka says..."Re: タイトルなし"
mimihaさん、こんにちは^-^

この薔薇、可愛いですよね!わたしも大好きな薔薇になりました。
記事を書いた時は、二番花のスタートだったので
正確な花径を記入しなかったのですが、平均で7~8cm程度の大きさでした。
これからもっと小さくなると思います。
そうそう、パシュミナの柔らかい色合いと大きさが似ていますが、
ER特有の透光性があり、全体の印象はオールドに近いと思います。
今の所、病気にも強くてお勧めですよ~(悪魔の囁き)|皿`)q”ウシシシシ

アミロマンティカをお迎えしたのですね。ピエールに似ている印象の、
こちらもとっても可愛いお花ですよね。。
mimihaさんのお庭に来られて、なんて幸せな薔薇なのでしょう。
またブログで拝見できるのが楽しみです♪

実家近くの園芸店は、私が学生時代から通っているお店なのです。
ログハウスの温かい雰囲気の小さなお店なのですが、品揃えと品質が良くて、
親子でお世話になっています。。
そうですね、お店によって今後の成長が大きく変わりますよね。。。
好きなお店からやってきたものは、育てていても気分が良いですよね( ´◡` )
2019.07.17 08:43 | URL | #- [edit]
つきいろ says...""
リッカさん こんばんは。

宝珠弁、良い響きですね(^^)
ミルオンザフロス手に入れましたか!
僕も園芸店で見かけてかなり心揺さぶられました、ネットで見ていた時からずっときになってましたからね
そちらで開花してるという事は2番花ですか?
3年生で通常のバラ苗と同じくらいの価格なら破格値じゃないですか!(^^)
それは連れ帰っちゃいますね!
アーチのバラですか、アーチは意外にかなり難しいですよね、僕もアーチのバラ選びにはかなり悩まされました(^_^;)
四季咲きはステムが長い薔薇が多いですしね、一季咲きのステムの短いのがやはりアーチ型を損なうことなく見せてくれるので合うと思います
でもそこそこの長さでステムが柔らかく枝垂れてくれると思った程は気にならないですよね(^^)
アーチの上でステムが立ってしまうと高い位置に誘引した意味もアーチの意味も無視して伸びてる感じになってしまいますよね
僕はミルオンザフロスの性質までは判りませんがこの花が沢山咲いてくれると見事だろうなと想像した事は僕もあります(^^)
2019.07.19 23:10 | URL | #- [edit]
riii+kka says...""
つきいろさん、こんにちは^-^

宝珠弁、漢字だと何やらありがたくて拝んでしまいそうな名称ですよね(。-人-。)
わたしも、言葉の響きが良いな~って思いました。
名付け親(?)の玉置さんはセンスが良くてお洒落な方ですものね。

そうそう、この画像は二番花になります。想像よりも花持ちが良くて房咲きなので、ずっと咲いている印象なのが嬉しい誤算でした。
つきいろさんも気になっていたのですね。
開花株を見て自制されたのですか?つきいろさんクラスともなると、とっくに悟りを開いているのでしょう。。。私は相変わらずダメダメです。。
(私の場合、蕾すらも無くて勢いでお持ち帰りしてしまったのです。オルブライトンを買いに行った筈なのに、何故~)

アーチですが、家庭用のアーチに合って返り咲きのある品種で香りも良くて・・・
なんて、欲張りなことを考えているからいつまで経っても決まりません(´ε`●) ブ!
良いな~って思うと大抵ステムがびよ~んと長いんですよね、もう。
昨年バラ園で見たスピリットオブフリーダムが良いかなとも思っていたのですが、秋には結構大暴れしてちょっと二の足を踏んでいます。クラウンプリンセスマルガリータかモリスかレイニーブルー辺りで迷い中。
つきいろさんのアッシュのアーチは、一季咲きで潔くてかっこいいなあって尊敬しています。そもそもアッシュのアーチだなんて見たことが無いです。素敵過ぎる。。。
アッシュ以外もそうなのですが、誘引技術が素晴らしすぎて誘引しているようには見えないんですよね。自立している訳無いのに、一体どんな魔法を使っているのでしょう?

ミルオンザフロスの枝振りを観察してから、また決めようと思っていますが、
悩むのにちょっと疲れてしまって・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
白~淡いピンク系が理想なので、一季咲きでもちょっと調べてみますね。
もしお勧めのものがありましたら、いつでも良いのでご教授下さいませ(人´∩`)
ステムの短い家庭用アーチ向け薔薇、ほんと難しいです。
2019.07.20 10:26 | URL | #wLMIWoss [edit]

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